「会社に行きたくないな〜」と毎日感じる人も多い昨今の日本ですが、その原因の多くが人間関係によるストレスだと思われます。
人間関係が良好で励まし合えるような環境下にある会社であれば、どれだけ業務がしんどくても支え合ってチームで乗り越えていけるはずです。
でも中には、同僚同士で足の引っ張り合いをしたり、上司にゴマを擦りまくり、なんとしてでも周囲よりのしあがって昇進する人たちがいるということも耳にします。
過去に私は人間関係が原因で、会社に行くのが辛かったことがありました。
でも、自分なりに色々と考えていくうちに人間関係が少し改善したこともあったので、今回は、人間関係で悩んでいて会社に行きたくないと感じているあなたに、「10の対処法」をお伝えしようと思います。
まず対処法を試していただく前の前提として、あなた自身が会社に行きたくない原因は何かを分析する必要があります。
誰のどういう部分が嫌なのか、どういう仕事が嫌なのかをしっかりと考えてみてください。
そうすると対処法や解決策が見つけやすくなりますからね。
目次
私が実践した10の対処法を動画で解説
(前提)会社に行きたくない原因を分析
単に「会社に行きたくな〜い」と思うだけでなく、「なぜ行きたくないのか」となぜを掘り起こして考えていくと見えてくるものがあります。
例えば…
「なぜ会社に行きたくないのか」
↓
「自分にばかり仕事が回ってきてしんどいから」
↓
「なぜ自分に仕事の負担が多くなるのか」
↓
「ペアの◯◯さんが業務の進行度合いが遅いから」
↓
「なぜ◯◯さんは仕事が遅いのか」
↓
「要領が悪くミスも多いから」
など、分析していけば理由はどんどん出てきます。
「じゃあ、この分析結果をちょっと上司に相談してみよう!」などと、自分の嫌な理由を分析することで少しは改善出来るようなこともあるかもしれません。
信頼できる人に相談
信頼できる相談相手は勿論、会社とは全く関係のない人物にする必要があります。
会社だと「◯◯さんがこんなこと相談してきた」と噂になってしまう可能性もありますからね。
信頼できる人というのも色々タイプがありますが、口が固くて心を許して本音で語れる人というのが相談相手としてベストかと思います。
自分に甘い言葉だけを言ってくれる友人よりは、厳しい言葉を本音でぶつけてくれたり、自分の求めている応えが返ってくるような相手だと尚良いです。
私は友人だと気遣ってあまりキツめの言葉はくれないと感じたので、何でも言い合える妹によく仕事の相談にのってもらっていました。
仕事の目的を明確にする
直接人間関係に働きかけることではないですが、仕事の目的意識を明確にすると、自分はこれをする為にこうしなくてはならないんだと細かな手段が決まってくるので、ブレずに仕事が出来るはずです。
といっても人それぞれ色々な考えがあります。
だからこそ周囲に振り回されたりして難しいのですが、チームの中ですり合わせして、1つの案件に対する1つのゴールを決めておけば、それに向かって団結して出来るということもあります。
例えば、「◯◯の商品を10日までに販売しないといけない為、その戦略を5日までに練っておくことが最終ゴール」と決めておけば、みんな「よし、とりあえず5日までに徹底して戦略を練っておくんだな」と同じ方向性に向かって仕事がしやすくなります。
他人と比較しない
他人と比較してしまう気持ちは私もよくわかります。
実際に私は、周りの先輩や同僚に、能力が高くたくさん結果を出す人が多くて、その人たちと自分とを比べて責めて責めて責めまくり、自信をなくしてしまいました。
それだけでなく、私にはここには居場所もないと感じてしまったので、とても辛い思いをしました。
周りから責められたわけでもなく、居場所もあったのに自分自身でそのように感じてしまって、今となってはとても未熟だったなと思っています。
でも他人と比較してもなんのメリットもありません。
あなたはあなたらしく仕事をすれば良いんです。
成果が全てではなくて、過程もあなたの頑張りも認めてくれる人が社内に必ずいると思います。
人と適度な距離感で仕事する
仕事は仕事、プライベートはプライベートできっちり分けるのが得策です。
人間関係が良好な職場で、プライベートで飲みに行ったりバーベキューや旅行などをするような仲の職場であれば特に構わないのですが、少しでも人間関係に問題がある会社であれば、仕事とプライベートは分けるべきです。
会社後の飲み会は極力避け、忘年会や送別会など主要なイベントだけに参加した方が良いです。
そして仕事の飲み会の席でもプライベートな発言は避けた方が良いと思います。
まぁ、人間関係が良くない人たちに「昨日彼氏から太ったねって言われちゃって…」とか、「最近息子が小学校でイジメにあって…」などとプライベートなことも話したくはない仲だと思いますが、私的な話をする際には注意が必要です。
みんな仲良くなんて概念は捨てましょう。
そしてもちろん業務中も、距離感を保ちつつ仕事相手として接することが大切です。
自分の意思はしっかりと表示すべきだし、交渉も強気に進めていかないといけない場合もあるので、適度な距離感が望ましいと思います。
前向きな理由を探す
人間関係が嫌で悩んでいてポジティブに過ごすというのはとても難しいことだと思いますが、行きたくないという気持ちだけではなくて、何か前向きな理由を探してみることも必要かなと思っています。
例えば、「会社の同僚は嫌だけど、クライアントの◯◯さんに会えるのは嬉しい」とか、「お昼の時間に◯◯のランチでも食べて癒されよう」とか、「◯◯さんは私のことを褒めてくれるから◯◯さんとの仕事を頑張ろう」などと、自分の中で会社で楽しい前向きな理由を探してみれば、それを楽しみに耐えられるということもあります。
自分の考え方を変える
人を変えるにはまずは自分からと言いますが、案外人は相手がいつもと違う態度を見せると、コロっと変わったりする場合もあります。
私は新入社員だった頃、クライアントさんからいつも頼りなさそうな目で見られていたりイライラされたりしていましたが、「これじゃダメだ、なめられすぎてる」と自分の考え方を変え、仕事のやり方を変えると人間関係も良好になっていったという経験がありました。
根っから歪んだ腹黒上司や悪質顧客、ストレスの吐口にしてくる先輩となると、自分がいくら変わろうとしても相手が変わらないことはあると思うので、人によりけりですが、一度違う角度から自分を見てみるということをしても良いかもしれません。
自分の環境を変える
今の職場の人間関係が嫌なら、違うチームや部署に行かせて貰ったり、自分の環境を変える為に行動してみてはいかがでしょうか?
組織の中ですぐに自分の環境が変わることは難しいと思いますが、小さなチーム内であれば異動させて貰えたり、違う仕事を任されたりして違う人と関わっていく等ということもあります。
業務が担当制であれば、嫌な担当のクライアントを変えて貰うというのも効果的です。
自分の環境を変えることで、より他部署がクリアに見えたり客観視できます。
有給を取ってリフレッシュしてみる
ずっと会社に行きたくないと感じる時は、自分の心が悲鳴を上げているサインなので、自分の身体と心に鞭を打ち続けてまで死ぬ気で行く必要はないと私は思います。
たまには有給をとってみてリフレッシュしたり、仮病を使って休んだって良いと思います。あなたが休んだことで会社が潰れるわけでもないですから。
周囲にちょっとした迷惑はかかるかもしれないけど、誰かがやってくれます。
だってあなたも、お休みの人がいると自分の業務外のことを手伝ってあげていますよね?それと同じことです。
あなたの身体と心の方が大切なので、休んで気分転換すべきだと思います。
それでまた頑張って働こうとなれるならそれに越した事はありません。
それでもダメなら笑顔で退職
何をしても変わらない、ダメだと思うと、転職したり退職するのも一つの方法です。
ただ退職する時には、「この人最悪な社員だったな〜」などと思われて辞めるのは勿体ないので、円満に退職しましょう。
退職理由は、人間関係が嫌だったと正直に言う必要なんてありません。
会社は社員1人抜けたぐらいで死ぬ気で引き留めてくるわけでもないので、退職すること自体は難しいことではないでしょう。
ただ、あまりないとは思いますが、「突然ですが、明日会社辞めます。」などと自己都合を会社に押し付けるのはやめて、迷惑がかからない為にも退職時期を上司に相談してみるのはアリです。
まとめ
「10の対処法」を色々とお伝えしましたが、あなたに当てはまるものはありましたでしょうか?1つでも当てはまって、明日からでも実践できそうなものがあれば嬉しいです。
仕事でしんどい時は逃げたって構わないと思います。
誰もあなたを責めません。
いつも頑張ってるのだからこそ心も身体も疲れるのだし、休息も必要です。
あなたにとって会社が全てではないと思うので、今の会社を退職して、違った働き方や生き方を選択するのもひとつだと思います。
実際に私は今、自宅で出来る仕事にとてもやりがいを感じていて、楽しくてたまりません。辛い人間関係も一切ありません。
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あなたにとって楽しいライフスタイルが送れますように。