妊娠中、ママの為の講座や座談会のようなものに参加したことはありますか?
私は出産した病院側が実施していた、「(初産婦さん限定の)プレママ勉強会」というものに参加したことがあります。
勉強になることが多かったので、今回はそこで助産師さんから教わったり経験したことを共有させていただきますね。
チーム対抗!カードでプレゼン
内容は、出席者参加型でカードでプレゼンをするというものでした。
チーム対抗で、出産までの道のりをカードを並び替えることで、みんなで考えてみようというものです。
カードにはザックリとですが、以下のような文言が記載されていました。
- 病院で出産
- ご飯を食べる
- 歩く
- トイレ(小)が近くなる
- トイレ(大)がしたくなる
- 破水
- 5分間隔の陣痛
- 10分間隔の陣痛
- 病院へ電話する
- タクシーへ乗る
- 寝る
- お風呂に入る
- 救急車を呼ぶ
もちろんこの勉強会に参加するのは初産婦さんばかりなので、みんな未経験です。
当時、私を含め、初めての事でわからない人が多く、みんなで色々なパターンを想像して考えました。
使わないカードがあっても良いとの事でしたので、一般的な陣痛からの出産イメージでいこうと私達のチームはこう考えました。
10分間隔の陣痛→病院へ電話する→タクシーへ乗る→5分間隔の陣痛→病院で出産
私たちのグループはとりあえずこの内容でプレゼンしました。
色々とカードがある中、どのタイミングで使うと良いカードなのかわからず、日常生活のどの段階で陣痛や破水がくるのかもわからなかったので、「陣痛が来てからご飯って食べていいんだっけ?」とか「破水したらすぐ病院に行くんだっけ?」など、わからないことだらけでした。
【お産が始まる3つのサイン】
①陣痛
陣痛は消失することがある
なんと、陣痛がくれば直ぐにお産に繋がるわけではなく、本陣痛ではない前駆陣痛のような軽いものは、不規則でやがて消失することがあります。
実は、病院に行ったら安心して陣痛が止んだなんて人は少なくはないのです。
②破水
破水には2種類ある
破水とは、赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れ、羊水が外に漏れることを言います。
パターンは2種類あり、上で破れることと下で破れることとがあります。
上の方で破れるのは、高位破水と呼ばれるもので、少しずつ漏れるので破水と気づきにくいです。
一方、下の方で破れるものは量も多い為、破水とすぐにわかります。
その場合、入浴はせずにすぐに病院へ行くことになります。
③おしるし
おしるしは様々
おしるしとは、お産が近づいて赤ちゃんの頭が下がると、赤ちゃんを守る卵膜と子宮との間にズレが起こり、その部分から出血することです。
おしるしがなかった、もしくは気づかなかったという人もいます。
おしるしからお産が始まるかというとそういうわけでもなく、おしるしがあっても陣痛や破水までに1週間以上かかることもあります。
プレママ勉強会で学んだこと
このプレママ勉強会で私が学んだことは大きくこの2つです。
①陣痛がきても、すぐに出産に繋がるわけではないので、慌てず落ち着いて行動する。
初産は特に、陣痛が来てすぐ出産というわけではありません。
出産後は病院に寝泊まりすることになるし、産後すぐお風呂に入れるわけではないので、シャワーだけでも浴びておきましょう。
ましてや出産は相当な体力が必要になってくるので、エネルギー補給が大切です。
陣痛の中でも、ご飯を食べたりお風呂に入ったりしておける状態であれば全て済ませてから病院へ行かれた方が良いと思います。
②救急車は呼べないので、一人の時に陣痛が来ても対応できるよう、車の手配をしておく。
当たり前ですが、緊急の場合で命の危機が迫っている場合に救急車は使うもので、病気ではないお産で救急車を呼ぶわけにはいきません。
事前に旦那さんや親と話し合い、車の手配をお願いしましょう。
陣痛タクシーというものもあります。
詳しくは以下で記載していますのでよろしければご覧くださいね。
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まとめ
いかがでしたか?
以上が助産師さんから聞いたお産が始まるサインです。
いざ自分に陣痛が起こり、今から産むという時はこんなことをゆっくりと考えている余裕はないでしょうが、知識として知っておくことは大切ですよね。
産院でチームでのプレゼンが終わった後、助産師さんからの解説があったのですが、ある程度知識があると思っていた自分も、実際の話を聞くと驚くことばかりでした。
どれが正解というものはありませんが、出産に至るまでには色々なパターンがあり、多種多様です。
出産を控えているあなたも、もしかすると意外に知らないことは多いかもしれませんよ?
初めての妊娠に初めてのお産、不安なことはたくさんあると思いますが、もしあなたの産院がこのようなセミナーや企画をしてくれていたら、勉強になることがいっぱいなので是非行ってみてくださいね。