帝王切開の出産じゃなくても保険がおりるかもしれないというのは、あなたはご存知だったでしょうか?
ちなみに、あなたはどのようなお産でしたか?
私は、もう今思い出しても「壮絶だったなぁ」と思える出産でした。
以下の記事でも書いていますが、私は吸引分娩で子どもを産みました。
それから退院して、生命保険が給付された時はとても嬉しかったです。
さて、「どうして帝王切開でもないのに給付されたの?」と思われた方もいるかと思います。
その理由を説明させていただきますね。
出産当時の現状
当時、私が陣痛促進剤を打ってから分娩台へ移動したのは8時間後でした。
一般的には、陣痛がきてから8時間後に分娩台へ移動するというのは難産ではないかもしれませんが、私の場合、これまでに微弱陣痛に3日間苦しみ、体力の限界がきていたという経緯がありました。
なので、一般的な陣痛とは違い、その痛みと戦った8時間の苦痛は失神する寸前の状況でした。
分娩台ではもう意識が朦朧としていた為、自力でいきむことができず、やむなく吸引分娩となったわけです。
これが私の出産経緯なので、これを踏まえた上で一緒に考えてみて下さい。
帝王切開ではない、吸引分娩での生命保険はおりるか
このように色々な考え方があると思いますが、実は保険適応か否かは「分娩の際の状況」によるのです。
「えっ!?」と思われた方もいるかもしれませんが、保険適応か否かには、医師がどのように判断したかというのが給付基準となります。
保険会社も出産の状況まではさすがにわかりませんから、請求書とともに医師の診断書が必要になってくるのです。
保険会社や補償内容にもよりけりですが、私の場合は保険会社から19万近く給付されましたよ。
吸引分娩でも適応内と適応外とがある!?
ただ、ここで注意していただきたいのが、吸引分娩でも保険がおりる場合とおりない場合とがあるのです。
「母体もしくは赤ちゃんの生命の危機を感じ、医師が吸引が必要と判断した場合」のみ、保険適応の吸引分娩は「異常分娩」という扱いになる為に給付されるのです。
生命の危機とまではいかず、安全の為に医師が行う吸引分娩もあります。
その辺の見極めは難しいところですが、分からない場合は病院に問い合わせたり、医師に直接聞いてみましょう。
私の保険会社からの給付額と出産における自己負担額
<ご参考までに、自分自身の出産費用にかかった額をお伝えします。>
①会社A
- 疾病入院 50,000円
- 女性入院 35,000円
- 手術 50,000円
合計 135,000円
②会社B
- 入院 21,000円
- 手術 30,000円
合計 51,000円
③保険会社からの給付金の総額 ①+②186,000円
④入院料、分娩料、その他の費用の総額 483,600円
⑤助成額(一律) 420,000円
⑥自己負担額 ④-⑤63,600円
まとめ
いかがだったでしょうか。
ここまでご覧になって、あなたはどう思われますか?
これから出産を控えている方は、是非覚えておいて下さい。
そして、既に吸引分娩で出産されたけど、まだなにも保険会社に請求していないという方がいれば、是非、病院に問い合わせて当時の状況を聞いてみて下さい。
医師に診断書を書いてもらうにも多少費用はかかりますが、吸引分娩にも費用はかかっていますし、保険料も納めてきているので、保険金は受け取る権利があります。
もし、異常分娩となるのであれば、早めに手続きをして保険会社から給付を受けましょう。
そして、もうひとつ。
ここで言いたいのは、お金の問題以上に「女性の苦労」があるということです。
もちろん、保険金が給付されるというのは本当に有難く感謝すべきことです。
それと同時に、それほど女性は苦しんでお産をしているという事もパパ達に是非感じて欲しいのです。
お金の話ばかりしていましたが、出産には、お金には代えられない「命」というものを授かります。
それと同時に相当な不安と痛みも伴うのです。
それを感じた上で保険会社からの給付を受ければ、受け取る時に感慨深いものがあるかもしれませんね。