『億を稼ぐ人の考え方』という直球すぎるタイトルと、本のデザインに惹かれ迷いなく拝読することにしたのですが、中野祐治さんのユーモアセンスの効いた文才と人柄の伝わるような内容で、読んだ後に心が温まった1冊でした。
中野祐治さんは、過去に読んで衝撃を受けた、ロバートキヨサキの『金持ち父さん貧乏父さん』の本が人生のベースとなっているため、この本には『金持ち父さん貧乏父さん』のエッセンスが、わかりやすくたくさん詰まった内容となっています。
この本はこんな人に読んでいただけたらと思います。
- お金を大きく稼ぐマインドを持ちたい人
- 給料が安く経済的に辛くて現状を変えたい人
- 心も豊かになりたい人
- これからの人生が不安でたまらない人
今回は、私にたくさんの衝撃と発見をくださった著者・中野祐治さんの考え方も含めて、オススメポイントをあなたに共有していこうと思います。
目次
オススメPOINT:『億を稼げる人の生き方』中野祐治
稼ぐ手段として給料に頼ると豊かになれるわけがない
まず衝撃を受けたのが、人が貰う本当の給料というのは「労働力の再生産コスト」であるという部分です。
人が明日も同じように働くために、衣食住やリフレッシュに必要な平均額から給料の基準を会社は定めているだけというのです。
なので「仕事でどれだけ頑張ったか」「どれだけ成果を上げたか」は会社からはほとんど給与面では評価されてはおらず、能力給や成果給はあくまで「プラスα」であり、多少のものであるということなんですよね。
私も自分自身が会社員として7年間働いていたので会社の仕組みは少しはわかりますが、この事実を知れば「会社員として出世していくことでお給料が増えお金持ちになっていく」とは間違っても思えませんよね。
豊かになれるどころか、これでは一生懸命働いても身体がしんどくなり精神的に疲弊していくだけで、金銭的・精神的な満足感は一向に得られそうにありません。
- 一生懸命に勉強して良い大学に入って就職したから勝ち組?
- 大手企業にいるから経済的に安定?
- 公務員だからリストラはなく安心?
雇用されている限り、こんな考え方を持つこと自体がナンセンスのように思えてきます。
豊かになるためには、これまでの自分の固定概念を崩していかなければ大きくは稼げません。
固定概念や常識のような、あなたの心の中のマインドブロックを解除する方法についてはこちらに載せているので、ご興味があればご覧くださいね。
自分の人生は自分で守る
だからこそ、自分自身の生活は自分の力で豊かにしていくしか方法がないということです。
中野祐治さんは、所得の高低に関係なく「金融資産がない世帯が増加」しているため、手元に残ったお金だけで果たして自分や家族を幸せにしていけるのかという問題を挙げています。
また、日本経済が破綻しないとも限らず、会社員は様々な形で金銭を搾取されているという事実と向き合い、危機意識を持たないといけないということも明記されています。
もはや国全体として捉えるだけではなく、自分自身の生活に落とし込んで、「自分の将来の人生を助ける為の対策を考えていかないといけない」と考えさせられた部分でした。
政府や企業は副業を推奨している!?
驚くべきことに、政府や企業が副業を推奨しているということなのです。
その背景には、政府としては、労働力不足・増税問題・年金問題・国力強化などがありますが、企業側の理由としてはこうです。
「社員の生活を永続的に保証することが困難になってきているため」
「優秀な人材の流出を避けるため」
この2つです。
どちらも社員のことを考えているというより会社側の都合によるものですが、やはり、自分の人生は自分の力でなんとかしていってもらう為に会社側もそうせざるを得ないのでしょう。
私の知っている副業禁止の会社はたくさんありますが、ある会社で社員が同じ部署から4人同時期に辞め、他の会社へ就職したという話を聞いたことがあります。
その会社の労働環境が良くなかったり、幹部クラスとの確執などもあるかもしれませんが、会社自体が副業禁止にしているばかりに、能力の高い優秀な人材を失っていることになるので、非常に勿体ないように感じました。
これからの社会は、副業禁止の会社が減っていく傾向にあるのかもしれませんね。
では、豊かになるにはどうすれば良いのか?
この本では、これからどうすれば良いのかが誰にでも理解できるように明確に書かれています。
簡単に纏めるとこうです。
- どんな人生にしたいのかを考える
- 登りたい山からメンター(師匠)を1人だけ決める
- 積極的に投資をする
- コミュニティに所属し、仲間に積極的にお金を落とす
- 自分のコミュニティーを作る
- ビジネスオーナーを目指す
ただ漠然と毎日を過ごすのではなく、どんな人生にしたいのかを考え、人生の目的地を決めます。
そしてその人生の目的地にたどり着くために必要となるメンター(師匠)を決めるというのです。
それもメンターは1人のみ。
なぜなら、目的地にたどり着くまでに色々な人の意見を聞き入れてしまうことは、一貫性がなくなるからです。
中野祐治さんは、ひとつのビジネスを立ち上げるため、1人のメンターから多くのことを学び、一貫性を持って生きてこられています。
何をするにしてもそうですが、色々な人の意見を聞くと、良い部分だけをすくい取って自分の都合の良いように解釈してしまいがちですよね。
それに指導者の言うことや方法が異なれば、自分の中で混乱してしまいます。
1人の指導者とじっくりと向き合い、その人を信じて進むことは成功への近道のように思えます。
そして積極的に自分自身に投資をし、同じような仲間(コミュニティー)をつくり、仲間のためにお金を落としていきます。
仲間が経営しているお店を利用したり、仲間のための活動に積極的にお金を遣うことで、人との繋がりや縁を大切にするという考え方です。
また、自分自身を磨き、自分のコミュニティーを作ることでビジネスオーナーを目指すことも可能だということです。
人を集めるというより、「人に集まってもらえるような人間」になっていくことが大事だと考えさせられました。
当たり前のことを当たり前にできる人が億を稼ぐ
誰でもそうですが、当たり前のことを当たり前に継続することって凄く難しかったりしますよね。
でも特別な才能がなくとも、当たり前の基本的なことをいかに愚直に継続できるかによってその人の人生は大きく変わるということを伝えてくれています。
それが何歳からであろうと、どんな人であろうと、誰にでもできることを誰もやらないぐらい一生懸命に実行できれば上手くいくというメッセージなので、とても希望が出ますよね。
億を稼ぐ人って、「何か特別な才能がある人」とか「生まれ持った頭の天才」だとか考えがちですが、このメッセージを考えると、本当は「自分の将来について真剣に向き合い、誰もやらないぐらい愚直に努力した人」なのかもしれないですね。
まとめ:『億を稼ぐ人の生き方』中野祐治
『億を稼ぐ人の考え方』の私のオススメPOINTはいかがでしたか?
中野祐治さん(億を稼ぐ人)は、自分の未来のために努力を惜しまない人だということがわかりました。
そして自分自身を信頼していて、ビジネスを自分の人生ととらえ楽しんでいるのが本からも伝わってきます。
あなたがこの本を読まれた時「そんな簡単にビジネスオーナーになんてなれるわけがない」と思うかもしれません。
ですが、この本にはとても勉強になる生き方のエッセンスがたくさん書かれています。
まずは自分の人生の目的地を決めるところからやってみて良いと思います。
私自身、人生のゴールはまだ明確に定まっていませんが、夢や理想のライフスタイルはたくさんあります。
心から信頼できるメンターもいます。
あなたも是非、現状を変えるためにチャレンジしてみてくださいね。
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