妊婦さんはお葬式に出ない方が良いのでしょうか?
妊娠中って、なかなか身動きがとりにくいし、身近な人であれば行くのは当たり前だと思いますが、関係性によっては行くべきかどうかも悩みますよね。
私は実際に妊娠中にお葬式を経験しているので、私の経験談と注意事項についてお伝えできればと思います。
目次
妊婦さんはお葬式に出ない方が良い?
妊娠中に妊婦さんがお葬式に出ない方が良いという迷信のようなものは聞かれたことがありますか?
例えば…
- 妊婦はお葬式に基本出てはダメ!出るならお腹に鏡を入れる
- 妊婦は焼き場で骨を拾ったらダメ!
- 妊娠中は墓を参るのはダメ!
こんな感じです。
私もよく親は祖母世代の方から聞いたことがあります。
妊婦さんが忌みごとに出席するのはタブーとされてきた風習があるようです。
「お腹に鏡を入れて葬式に出席すれば大丈夫」という迷信は私の地域にもあります。
そういうことからも、やっぱり出ない方が身体のためと考えられているようですね。
お葬式での私の経験談
私は妊娠後期に主人の祖母のお葬式を経験しました。
私自身、妊娠中のお葬式は初めてだったので、周りに色々聞いて教えて貰い、習わしは地方によって違うということを知りました。
妊娠後期に入っていて、お腹がとても大きかった為、身体的にだけでなく、精神的にも出席するということに不安はありました。
私と同じように、妊娠中の急な訃報で出席しなければならないという不安な気持ちの方もいると思うので、少しでも不安な気持ちが払拭でき、故人に心からお弔いができるように、妊婦さんがお葬式に出る際の注意点をお伝えします。
(自分の実家の風習をもとに纏めておりますがご了承ください)
お葬式での注意事項
日頃からマタニティワンピース(真っ黒)を用意しておく
これは、お葬式での注意事項というより、お葬式に備えておくことです。
正直これが私が一番困ったことです。
私は黒色のマタニティワンピースを持っておらず、今まで着ていた喪服のワンピースが妊娠後期に入ったことにより、お腹の部分がつっかえて全く入りませんでした。
偶然にも義理の姉が黒い大きめのワンピースを持っていたため、借りることができましたが、お亡くなりになった当日にお通夜があった為、「どうしよう…」と、とても焦りました。
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主人側の親族の訃報でも、自宅と実家の2軒分の御香典を用意しておく
旧札で大体10,000円程度を用意します。
お葬式の場合は高すぎても失礼にあたります。
自宅と自分の実家は別世帯なので、2軒分必要です。
急な場合は、自分が立て替える等をして後で精算するために備えておきましょう。
妊婦さんはすぐに体調を崩すので、休ませてもら場所を設けておく
どこの会場でも休める場所はあると思いますが、人目につかない場所があればベストです。
思っている以上に、お通夜や告別式は相当疲れます。
人数も多いので気疲れするし、相当なパワーもいります。
妊婦さんは普段でも疲れやすい上に、場所が場所なので、気力も体力も必要です。
しんどくなった場合は無理せず、すぐに休ませてもらいましょう。
あなたの身体とお腹の赤ちゃんが一番ですからね。
火葬場へは行かない(親子は除く)
自分だけ火葬場へ行かないのは印象があまり良くないと思われるかもしれませんが、火葬する場所には「火」があるため、余程の事情がない限り、妊婦さんは出来れば避けた方が良いでしょう。
妊婦ということを伝えればきっと皆さんわかって下さると思います。
ただ、これはあくまで風習のため、ご自分のご両親の場合やご自分がどうしても参列したいという方もいらっしゃると思います。
その場合はお相手の方との関係性やその場の雰囲気でご自分でご判断くださいね。
お腹に外向きにした鏡を入れておく
鏡は古来から、『邪気を祓う力』があるとされており、反射させるという性質から、鏡を服の中に仕込んでおくことで、お通夜や告別式における負の影響を跳ね返すことができるとされています。
大きい鏡だと苦しいので、あまり苦しくならない程度に、コンパクトな手鏡などが良いでしょう。
私はお葬式の時は腹帯の中に隠し持っていましたよ。
妊婦さんはお葬式に出ない方が良い?私の経験談と注意事項まとめ
これらはあくまで迷信ですが、何もやらないよりは地域の風習にならってやった方が良いと思うので、やってみましょう。
ですが現実的に母体が疲れるというのが一番大きいので、くれぐれもあなたのお身体を優先的に考えてお葬式に参加するようにしてくださいね。
妊娠中に結婚式にお呼ばれされた場合の経験談もよろしければご参考にしてみてくださいね。