妊娠中の感染症はとても怖いです。
なかでも妊娠初期は赤ちゃんの色々な器官が形成される時期なので、徹底的に気をつけたい時期ですよね。
母親の感染は赤ちゃんにどれくらい影響するのかも心配だし、感染症にならない為の予防が第一ですが、万一かかってしまったとしても早期に治療すれば大丈夫なので、少なからず感染症に対する知識は事前に持っておいた方が良さそうです。
ひとくちに感染症といっても、色々な感染症があるのをご存知でしょうか?
代表的な感染症の種類として、以下のようなものが挙げられます。
目次
【感染症の種類】
- 風疹ウィルス
- サイトメガロウィルス
- B型肝炎ウィルス
- トキソプラズマウィルス
- 水疱瘡
- 麻疹
- おたふくかぜ
- インフルエンザ
- ノロウィルス
- 大腸菌
- リステリア菌
とりあえずこれぐらいしか思いつきませんが・・・
私が知らないだけで、世の中にはもっともっと多くの感染症があります。
危険なウィルスがそんなにあるなんて、怖いですよね。
ただ、やみくもに怯えるのではなくて、予防することでほとんどの感染症を防ぐことができます。
【感染症の予防方法】
規則正しい生活で体調管理
妊婦さんといえど、(夜中ゲームしているとか、長い時間お昼寝をしているような)昼夜が逆転しているようなダラダラ生活をずっと続けるのは控えましょう。
妊婦さんは猛烈に眠たくなることは当然ながらあります。
しかし、昼寝を何時間もしてしまうと、夜に睡眠がとりにくくなります。
お昼寝は数十分にとどめておき、夜は夜ふかしせずしっかりと熟睡し、日頃から質の良い睡眠を心掛けましょう。
また、1日決まった時間に3回の食事で規則正しい生活をすることも大切です。
規則正しい生活をしていると、生活リズムが整いストレスも溜まりにくいので、妊娠中の免疫力がアップします。
日頃の体調が良いと、免疫が上がるので感染症にもかかりにくいですよ♪
人ごみは避ける
特に冬の寒い時期は、風疹やインフルエンザ等の驚異的な飛沫感染が大流行しています。
不用意に人ごみへ出て不特定多数の人と会ったり喋ったりすることはオススメできません。
どうしても出かける外出時は必ずマスクを着用してくださいね。
(マスクは隙間があれば効果が激減してしまうので、隙間のないように正しく着用しましょう)
また、子どもは色々な感染症にかかることが多いので、熱や発疹のある子どもがいればできる限り近づかないように注意しましょう。
妊娠中に上のお子さんが感染症にかかってしまったママはうつらないように注意してください!!
外出後はうがい手洗い
うがいと手洗いで感染症を完全に予防することはできませんが、感染しても発症しにくくなる可能性はあります。
特に、帰宅後と食事前にはうがい手洗いは必須です。
お料理で生魚や生肉を触った時やガーデニングをする場合は、手をしっかりと洗いましょう。
手のひらだけをサッと洗う人が多いですが、手首に細菌が付いていることが多いので、手首までクルクルと回しながら洗うようにしっかりと汚れを落としましょう。
また、ペットを飼われている方は要注意です。
犬や猫など、動物は細菌を持っている可能性が大きいです。
もちろん、通常のスキンシップで感染するようなことはありませんが、ペットの汚物には注意してください。
汚物の処理は、できれば旦那さんや周りの方に頼みましょう。
生ものは加熱し、食品衛生管理をきっちりと
生肉、生ハム、生たまご、お刺身、加熱していないチーズ等は生物や細菌が存在することが多いため、妊娠中はやめましょう。
リステリア菌、トキソプラズマ症、大腸菌、ノロウイルス等による感染を防ぐため、加熱は必須で食品の衛生管理をしっかりと行いましょう。
面倒ですが、ひと手間かけるだけで感染症が防げる可能性が高くなるので、惜しまず徹底してください。
私は生肉や生魚を切った後の包丁やまな板も熱湯をかけ殺菌消毒しておきましたよ。
こちらの記事でも、食中毒や感染症等に注意する内容をお伝えしていますので、よろしければご参考にしてみてくださいね。
汚物に気をつける
汚物という表現はあまり良いものではないですが、人の身体から排出されるものは全て気をつけてください。
上のお子さんの物でも、風邪をひいたりしている場合、嘔吐物には素手で触れないようにしてください。
そして嘔吐物や排出物を片付けた後は必ず手を洗いましょう。
お子さんにもトイレの後は必ず手を洗わせて、家の中を清潔に保ってくださいね。
まとめ
以上のような予防方法で、感染症のリスクから大幅に回避できると考えます。
これは私が妊娠中に受講したセミナーで学んだ感染症予防についてのことを、自分なりに纏めたものです。
妊娠中は初期だけでなく、中期や後期も気を付ける必要があります。
中期や後期は、免疫力の低下やホルモンバランスの変化で普段より感染症にかかりやすくなります。
また、感染症はママの健康を損なうだけではなく、ママを通じて赤ちゃんに感染する恐れがあるため、大変注意が必要です。
あまり過剰になりすぎることはないとは思いますが、あなたと赤ちゃんの身を守るためにも、是非心掛けていただければと思います。