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ヒトはなぜ難産なのか?ズバリ解明!理由を知ればあなたも納得します

親子、出産

『ヒトはなぜ難産なのか』

これは、奈良貴史さんという方が書いた本のタイトルです。

出産するのは、やはり誰でも不安がつきものですよね。

人によっては楽に出産できたという人もいますが、大抵の女性は陣痛がとても苦しかったとか、お産がなかなか進まず辛かったとか、苦労されている方がほとんどです。

今回は、なぜ難産なのかという理由について文献をもとに分析してみました。

なぜ私はこの書籍を手にとったのか?

本、ヒトはなぜ難産なのか

私自身、初産だったので妊娠中の不安材料を消す為、色々と資料集めをしており日頃から妊娠・出産系の本を探していました。

そして図書館で偶然この本に出会いました。

まず最初に本のタイトルで衝撃を受け、著者を見てみると、医師でも助産師でも女性でもない男性が書いているというのにもまた衝撃を受け、どんなことが書いてあるのか中身を是非読んでみたいと手に取りました。

書籍の内容

読み進めていくと、妊娠中は私自身が『難産』という響きに敏感になっているのか、気になるけど内容を知るのが少し怖くもあり不思議な感じでした。

出産が安産だった友だちは大勢いるので、「全ての女性が難産とは限らないのではないか」、それに「経験をしていない男性に出産の一体何がわかるのだろうか」と、読み始めた当初は失礼ですが反抗するような気持ちで読んでいました。

書籍の内容は、「ナゼ人間が地球上の哺乳類の中で一番難産と言われているのか」というようなことが中心に書いてありました。

陣痛開始から誕生までの時間を分娩所要時間とすると、ヒトは初産で平均15時間程度かかるようです。

チンパンジーなどの約2倍と言われています。

うーん…。確かに、そう考えると人間は相当難産ですよね。

人間の分娩所要時間が長い理由

出産、赤ちゃんSanjasy / Pixabay

ではなぜ、人間はそんなに分娩所要時間が長いのでしょうか?

その理由の一つに、「赤ちゃんが産道を通過するのに時間がかかるから」という理屈があります。

昔の人は「小さく生んで大きく育て」と言いますが、赤ちゃんにも個性があるので、色々な大きさの赤ちゃんがいますよね。

身体は平均的なのに頭の大きい赤ちゃんもいれば、頭は普通の大きさでも体重そのものが重い赤ちゃんもいます。

ですが産道を通過してくる赤ちゃんは、本能的に身体を自分の生まれて来やすい体勢を探しながら生まれてくるようなのです。

その際、産道を通過する為に妊産婦の骨盤と胎児の頭の大きさが非常に重要となってくる」ということを著者は論じておられました。

「ママの骨盤と赤ちゃんの頭の大きさの具合によるってことは、私骨盤小さいんですけど大丈夫!?」と感じた方もいらっしゃるでしょう。

胎児の頭が骨盤より著しく大きいと「児頭骨盤不均衡(じとうこつばんふきんこう)」となり、約5%の人が帝王切開となるそうです。

赤ちゃんの頭が大きいと普通分娩で産めない状況なんですよね。

実際、私は帝王切開にはならなかったものの、我が子は頭も身体も大きかったため、吸引分娩でした。

出産体験についての情報はよろしければこちらをご参考にしてみてください。

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難産を避ける為の方法は?

人間の身体の構造上、赤ちゃんが産道を通過することそのものは難産なようです。

ここでいう難産とは、人類の構造上の難産であって、現代医療では難産を回避する為の方法は沢山あると言われています。

例えば、普通分娩、帝王切開、無痛分娩、ソフロロジー法、フリースタイル法など分娩方法には色々ありますよね。

でも、残念ながらどれもが安心安全で100%苦しめずに生めるという保証はありません。

難産を避ける為の方法はあっても、それをすれば絶対安産であるというわけではなくて、女性はそれだけ苦労して赤ちゃんを産むということなんですね。

「医療技術が発達し、安全な出産が確立されたとしても、産婦が難産でなくなるわけではない」

このように著者が書いておられることから、産婦の骨盤の構造や胎児の頭の大きさは何も変わらないので、医療の介入によって難産が根本的に解決されるわけではないということがわかりますよね。

あなたはこの考え方をどう思われますか?

私はその通りだと感じます。

だからこそ、出産時に付き添ってくれる助産師さんやパートナー(旦那さん)の存在は大変重要で、女性の出産にとって大きな存在なのかもしれません。

出産の恐怖と痛みを軽減するために、様々なことを援助してもらう必要があり、パートナー自身も、自分の子どもを産むという認識が大切ですよね。

書籍を読んだ所感

この本から、ヒトが歩んできた出産の歴史を人類学的な観点から教えて貰うことで、もう一度自分自身のお産を改めて見つめ直すきっかけとなりました。

お産に対する恐怖が消えるわけではないので、安産か難産かを議論するのはナンセンスですが、私たちがそれを回避する為の仕組みをきちんと知り、周りの協力を得ながら出産に挑むことが大切なのだと教わりました。

たとえ難産であっても、ヒトほど感動できるお産ができる生き物は他にはないと思います。

是非あなたも心から喜びを感じられるように、妊娠生活を楽しんで過ごしてくださいね。