神社のお参りの仕方はご存知でしょうか?
神社には、日本古来から伝わる由緒正しい神社が数多くあります。
この記事を見つけられたあなたは、神社へは行くけれど、もしかしたらあまり詳しく参拝方法を知らないという方かもしれません。
そんなあなたに、私がこれまで経験してきたことや神社において感じたことを全てお伝えしていきます。
これを見れば、あなたは安心して神社で参拝することができるはずです!
目次
神社へ行く前に
神社へ行く理由は、観光のついでい行く人もいれば、偶然通りかかった人もいれば、目的があり行く人もいるので人それぞれだとは思います。
もしあなたが神社へ行くことが決まっているのなら、出来る限り晴れた日を選びましょう。
といっても、先に日程が決まっておりどうしても難しい場合もあるので、その場合は仕方がないですが、その分神様へのマナーをきちんとおさえておきたいですね。
また、神社へ行く際にはできるだけ派手めな格好は避け、「大きくキラキラしたジュエリー」を身にたくさんつけたり「匂いのキツイ香水」をふったりと、神社にはあまりそぐわない装いはしないように注意しましょう。
神社のお参りの方法
鳥居をくぐる時
まず神社へ行くと、一番最初に鳥居があります。
その鳥居をくぐる時に何もせず地面をまたぐ人がいるのですが、鳥居を超える時には必ず「立ち止まって一礼」しましょう。
鳥居には、「人間界の世界と神様の世界との境目」という意味合いがあり、鳥居から向こうは神様の領域です。
人の家にお邪魔する時に「お邪魔します」とか何も言わずにドカドカ上がり込む人はいませんよね?
それと同じで、神様の領域に入らせていただく際には、「入らせていただきます」という意味を込めて軽くお辞儀しましょう。
神社の中を歩く時
神社の中を歩く時は、真ん中ではなく端っこを歩きましょう。
神様は神社のど真ん中を突き抜けられます。
私はこれまで色々な神社へ行ったことがありますが、一度驚いたのが、淡路島の伊弉諾神宮へ行った時に「神様が通る瞬間」がわかりました。
もちろん神様が目に見えたわけではないのですが、風が物凄い勢いで真ん中に吹き通り私の横を過ぎ去って行った時に、心の奥が何とも言えないような気持ちになり、直感的に「あ、いま神様が通られた」と感じました。
後にも先にもこれほど驚いた経験はありませんでしたが、不思議な感覚でした。
清めるために「手水(ちょうず)」をする時
次に「手水」の方法をお伝えします。
まず右手で「柄杓(ひしゃく)」を持ち、左手に水をかけて清めます。
次に「柄杓」をその清めた左手に持ち替えて、今度は右手をかけて清めます。
最後に、右手で「柄杓」を持ち、左手は水をすくい上げる形にして、水を手に乗せ口をつけて口を清めます。
たまに口で「くちゅくちゅ」と音を立ててうがいをしたりする人がいます。私が「手水」をしている時、水を口に豪快に含んでそれを隣で吐き出す人がいて、水滴が飛び散るし気分が悪かったので、最低限のマナーは守りましょう。
「手水」はあくまで口を清めるという作法なので、水は口に少し含むか、口元につけるという仕草が望ましいですね。
本殿での参拝方法
そしてようやく本殿へ着いたら、まずはお賽銭をしましょう。
よくお賽銭が多い方が願いが叶うなんて思っている方もいますが、お賽銭の額は全く気にする必要はありません。
「ご縁」があるようにと「5円」とかけてお賽銭はいつも「5円」と楽しく考えている方もいるようです。要は気持ちなので、額は得にこだわることはないでしょう。
そして次に参拝ですが、「二礼二拍手一礼」が神社での参拝の決まり事です。
最初に二礼し、しっかりと間をとって「柏を打つように」二拍手し、最後に一礼してから参りましょう。
心の中でのお参りの仕方
私が手を合わせた後によくやっているお参りの順番です。
- 住所を述べる
- 名前を述べる
- 今日という良き日にお参りさせていただけることへのお礼を伝える
- 日々の感謝の気持ちを伝える
- 願い事をする(願い事がない時は感謝だけで終わる)
結構長くなるので全て真似する必要はありませんが、自分という人間を名乗らずに願うのは不躾ですし、神様も「この願いはどの人の願いだ!?」とか思ってしまうかもしれません。笑
どこへ行ってもきちんと自己紹介した上で参拝しましょう。
参拝の時間帯
参拝する時間帯は、できれば午前中が望ましいです。
しかし物理的には夜間の参拝も可能ですし、あなたも年越しの初詣などで夜から年をまたいで参拝することもあるのではないでしょうか?
ただ私は、年越し以外は基本的に夜はできるだけ神社へ行かないようにしています。
「夜は神様が不在」や「夜の時間帯は魔物が出る」等と夜の参拝はやめた方が良いという諸説はありますが、私は物理的に「暗くて危ない」ので行かないのと、「日中の方が明るい気持ちになれる」のと理由から夜は行きません。
逆に早朝に神社へ行くと、人もいないし明け方で空気も澄んでいてとても爽快な気分になれますよ!
神様に好かれる方法
そしてもしあなたが参拝する時になにかの「願い事」をする際、気をつけて欲しいことをお伝えしますね。
どういう「人」が神様に好かれるか
神様は努力をしない人より努力する人の方が好みます。
そりゃそうですよね、私だって努力しない自分よりかは努力して一生懸命な自分の方が好きでいられます。
「努力して苦労しているのに、どうしてもなかなか上手くいかない」とか「全ての事はやり尽くしたけど、自分だけではもうどうしようもできない」とか、そんな状況に陥っている人の方が神様は味方してくださるのではないでしょうか。
「あとは努力を継続して、今もなお努力して向上したい人」こんな人も神様は大好きだと個人的に思います。
どういう「願い事」が神様に好かれるか
願い方ですが、特になんの努力もせずの「お願い参り」や、抽象的なお願いはわかりにくいので良くないと思います。
「私は将来○○になりたいので、なれますように~」とか「僕は昇進したいので○○よりも先に昇進できますように。」などのお願い参り。
また、「○○大学に合格できますように」とか「彼氏ができますように」とか抽象的なお願い。
神様に全てをすがるような「叶えてください」「お願いします」だけではなくて、以下のようにお参りしましょう。
「私は○○ということを○ヶ月やってきましたので、どうか良き方向に進みますように。」とか「○○の状況に陥ったのですが、自分ではどうしようもないので、どうか良きにはからってください。」とか、そういった参拝の仕方の方が好かれると思います。
私も辛い時、「お願いします」と参っていた時があったのですが、なぜか上手くいきませんでした。
少し考え方や物事との向き合い方を変え、「自分の努力している部分、困っている部分を明確にして、自分はどうして欲しいのかを伝える」と想いが叶って上手く行ったように思います。
なので、私にとって「願い事」の伝え方は大切にしている部分です。
これは一番重要!願い事が叶えば必ず御礼に行く
これは本当に一番大切なことです。
自分が願った「願い事」が叶えば、必ず御礼に行きましょう。
誰しも、「困っているので助けて」と言われて助けてあげたのに、助かった後に御礼も言わず素知らぬ顔で過ごされていたら「なんて失礼な人なんだ」と不快に感じますよね。
それは神様も同じで、お願いだけされて叶えたのに御礼を言わないのは失礼極まりないことです。
私が神様だったら、「もうこの人の願いは優先的に叶えてあげない」と思ってしまいます。
しかし、遠方や忙しい等でどうしても同じ神社へ行けないこともあります。
そんな時は、家で、自分の心の中で感謝の気持ちを込めて御礼を言いましょう。
神様はきっとわかってくださいますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
神社といっても色々な神社があります。
もしあなたが参拝するのであれば、神社の管理や手入れがきちんと行き届いており、人が多く集まって「パワー」を貰えるプラスの波動が出ている神社を選びましょう。
神社へ行ってあなたの人生が良き方向へと向かいますように。