あなたは、自分が嫌いになる理由はなんだと思いますか?
人との関係や物事の成功や失敗などの過程を通し、人は自分に対しての嫌な面が徐々に蓄積されていくことが多い傾向にあると思います。
自分を嫌いになった過程は人それぞれですが、自分のことを嫌いという人に共通して言えるのは、「自己肯定感が低く、自分を大切にできていない」ということです。
私自身、これまで色々なことにおいて、自分をなかなか好きになれませんでした。
なので今回は、私がどのように自分を好きになったのか4つの方法をお伝えします。
目次
自分が嫌いになる理由は?
育ってきた環境
自分が嫌いという感情が蓄積されていくものとして最も代表的なのが、自分が育ってきた環境です。
例えばAさんは、両親から何をするにしても褒められて褒められて育ったとします。
失敗してもほとんど怒られたことはなく、「あなたは凄いんだから、またチャレンジすれば良いんだよ」と言ってくれるような家庭で育っています。
一方でBさんは、両親から何をするにしても褒められた試しがなく、少しでも失敗すると「何やってんだ、そんなこともできないのか」と言われるような家庭で育ったとします。
AさんとBさん、自分を好きになれるのはあなたは一体どちらだと思いますか?
答えは明白で、断然Aさんです。
Bさんは幼い頃から「あ~、やっぱり自分は何をやってもダメな人間なんだ、頑張っても親は認めてくれないし」と自己否定感が蓄積されていくのです。
私の実例を挙げさせていただくと、私は父親が物凄く厳格なタイプでした。
幼い頃から父親に褒められた記憶はほとんどなく、成績がどんなに良くても褒めてくれることはなく、少しでも下がると「俺がお前ぐらい勉強したら、もっと賢くなれる」と嫌味を言うような父親でした。
母親は褒めてくれるタイプだったので私の場合そこまで自己否定に陥ることはなかったのですが、やはり子どもは両親ともに褒めてもらいたいものです。
誰かに自分を否定されると悲しい気持ちになったり、心の傷となって自分自身でもなかなか認めてあげられなくなります。
自分への評価軸が厳しい
あなたは、自分に対して過度に厳しい目で見てはいませんか?
自分への評価軸が特に厳しい人は、自分のことを嫌いになりやすいです。
人は誰でも自分への評価軸を持っていますが、過度に厳しい人は、なかなか自分を認めてあげられません。
例えば学生であれば、テストで90点をとったとしても、「100満点ではないからまだまだ全然ダメだ」とか、部活で3位に選ばれたとしても「1位になれていないから下手な人間なんだ」などと、自分への評価軸が高すぎて満足できないのです。
そういうタイプの人は、社会人になっても同じなので、自分で自分を満足させることができず、なかなか自分を好きになることができません。
現状への不満
現状の自分や自分の生活に対して不満を抱いている人は結構な確率で自分が嫌いです。
「イジメられている」とか「社会から逸脱している」とか「人間関係がうまくいかない」などと、現状の自分に満足していなければ、自分のことを嫌いになることに繋がりやすいのです。
また、「残業続きで自分がしたいことが全然できない」とか「お金がなさすぎて自分の好きな物が全く買えない」などの自分のライフスタイルに不満を持っている人も、自分を好きにはなれません。
コンプレックスや失敗談がある
自分に対してコンプレックスがあったり、過去に大失敗したような経験がある人は、それをいつまでも引きずってしまい自分に自身が持てず、自分が嫌いになることが多いです。
自分に自身がない人に対しては、自身を取り戻す方法をこちらの記事にも書いているので、ご興味があればご覧くださいね。
コンプレックスのある人は「自分なんて…」と自分を卑下して何でもチャレンジできなくなってしまいます。
また、過去に失敗した人は、その失敗を引きずって「また失敗したらどうしよう」と失敗を恐れて躊躇してしまうのです。
例えば「相手に対する想いが強すぎて、相手から重く感じられ大失恋してしまった女性」がいたとします。
その女性は次に恋愛をする時には、「こんなに尽くしたら、また重いって思われないかな?」とか「私ってなんでこんなに束縛してしまうんだろう」などと、自分を責めるはずです。
以前の失敗を活かして良い方向にいけば問題ないのですが、大失恋となると、少なからず以前の恋愛が心の傷となってしまっているパターンが多いので、なかなか乗り越えにくいものです。
そうして徐々に恋愛がうまくいかない自分を嫌いになっていく傾向にあるのです。
では、実際に私が自分で自分を好きになるためにやった4つの方法についてお伝えします。
自分を好きになる4つの方法
完璧主義はやめる
私は昔から、「何でも徹底的に完璧にやってやる」と意味のわからない意気込みで全力投球で過ごしてきました。
それが空回りしたことも本当に何度もありました。
テストで98点でも自分を許せず大号泣したり、クラスで1位でも学年で4位ならめちゃくちゃに自分を責めるような人間でした。
なので正直、とても生きていくのがしんどい考え方の人間だったと思います。
でもそれって果たして幸せでしょうか?
自分を全然大切にしていませんよね。
完璧を求めたところで、自分自身での頑張りを評価できなければ、一向に心は満たされません。
一体誰が自分を認めてあげるのでしょうか?
自分を認めてあげられるのは、自分でしかないんです。
私がそれに気づいたのは、高校受験に失敗して大きな挫折を味わった瞬間でした。
私は「第一志望の高校に行くために必死で頑張ったじゃん、完璧じゃないといけないって考えるのはもうよそう」と心身ともに疲れ果て、これまでの考え方を全て捨てました。
そうすると生きていくのが凄く楽になりました。
人と比べない
人と比べる人というのは、他人の目を気にしすぎてしまったり、他人の良い面を見て自分を卑下して落ち込むことが多いです。
私は双子で生まれたという環境もあり、いつも自分の隣には比較対象がいました。
人間なのだから誰しも得意不得意はあるし、良い面も悪い面もあります。
私はこれまで、他人の良い面ばかりが見えて、自分の良さを認めてあげることができなかったのです。
でも、私は徐々に人と比べるのをやめ始めると、確実に見えてくる世界が変わりました。
人と比べることをやめると、とても自分のことが愛おしくなり、好きになっていきます。
私がどのようにして自分を解放したのかは、宜しければこちらの記事もご参考にしてみてください。
何か1つ自分の強みをつくる
自分のことが嫌いで「顔もスタイルも嫌い、頭も運動神経も悪いし、仕事もできないし、おまけに対人関係がうまく構築できないから嫌い」などと言う人は、自分の全てが嫌と思っている可能性があります。
ここまでいくと結構重症です。
私は何か1つでも、自分の中での強みを作ることで自分が好きになれる可能性があると思っています。
例えば、
- ダイエットに成功してみる
- メイクの仕方を研究して綺麗になってみる
- 女性にモテるテクニックを覚えてモテモテになる
- 新しく資格をとる
- 趣味の大会に出てみる
- お料理を極める
など、小さなことでも簡単にできることでも何でも良いと思います。
何かをチャレンジしてみて、自己肯定感を高めることがなにより大事なんです。
私は直近で上手くいったことを1つずつノートに箇条書きにして書いてみたり、こんなことを実現してみたいという目標を書いたりして、自分を少しでも認めていく努力をしていましたよ。
短所や弱みは長所や強みになる
自分が「短所や弱み」だと考えている部分が、実は「長所や強み」に変わることだってあります。
例えばこんな感じです。
- 「優柔不断」⇔「慎重」
- 「気が弱い」⇔「優しい」
- 「負けず嫌い」⇔「上昇志向が高い」
- 「完璧主義」⇔「真面目で勤勉」
- 「マイナス思考」⇔「リスクヘッジが上手い」
- 「個性的で集団行動ができない」⇔「独立に向いている」
- 「人の目を気にする」⇔「人の感情を察知しやすい」
捉え方によっては、いくらでも考えようがあります。
なのであなたがもし今、自分のこんな面が嫌だと感じている部分があるなら、それは考え方を変えると自分の強みに変わるということです。
一度、自分の嫌だと感じる面を書き出して、改めて長所や強みについて考えてみてくださいね。
自分が嫌いになる理由は?私がやった自分を好きになる4つの方法まとめ
これまで自分が嫌いになる原因と、私がどのように自分を好きになったのかの4つの方法をお伝えしてきました。
あなたは自分が嫌いになる原因、いくつ当てはまりましたか?
今すぐに自分を好きになるのは難しいと思います。
でも、冒頭でも述べましたが、自分を嫌いな人は自分のことを大切にしていません。
なので、これらのことを少しずつ実践していってもらうことで、徐々にあなたの考え方が変わり、自分のことを好きになり、自分を大切にして欲しいと心から思うのです。
一度きりの人生、自分を好きになって思う存分好きなことをやっていきましょう♪